サーバーラック冷却ソリューション

サーバーラック冷却ソリューションは、標準EIAまたはORV3サーバーラックを採用し、マニホールド、PDU/Basbar、ラックマウント型CDU、および液冷背面ドアを統合することで、ラック全体の液冷を実現します。
冷却媒体は、ラックマウント型CDUの循環ポンプの駆動により、マニホールドの給水配管を通じて各サーバーのコールドプレートへ均等に分配され、熱を吸収します。熱を帯びた冷却媒体は、マニホールドの還水配管に集められCDUに戻り、閉鎖された冷却サイクルを形成します。CDU内部の熱交換器を介して、熱は一次側の冷却媒体へと移動し、EDU(熱交換ユニット)を通じて外部の冷却源へと輸送され放熱されます。冷却された冷却媒体は、一次側環状配管を経て再びCDUに戻り熱交換を行い、ラックでの冷却機能を実現します。
ソリューションの構成
· EIAまたはORV3規格のサーバーラック
· ラックマウント型CDU(ポンプ、熱交換器、センサー、制御システムなど)
· マニホールド(手動接続式または自動接続式)
· 電源モジュール(PDUまたはバスバー)
· 液冷背面ドア(アクティブ式またはパッシブ式)
ソリューションの特徴
· 集積度が高く、液冷関連部品を標準ラックに統合し、ラック単位での納品が可能です。
· 信頼性が高く、ラックマウント型CDUは二重ポンプの冗長構成を採用し、装置全体の設計寿命は10年です。
· 柔軟な導入が可能で、データセンターにおける液冷ラックの搭載数を柔軟に調整できます。
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