冷却板式冷却ソリューション

冷却板(クーリングプレート)式液冷とは、冷却媒体が冷板内部の流路を流れ、熱伝達によって冷却対象のデバイスを冷却する方式を指します。
冷却媒体は、CDU(Cooling Distribution Unit)の循環ポンプの駆動により、二次側の集群環状配管を通じて各サーバーラック内部へ均等に分配され、熱を吸収します。昇温した冷却媒体は、集群環状還流配管に集められ、CDUに戻り、閉鎖された冷却サイクルを形成します。CDU内部の熱交換器を介して、熱は一次側の冷却媒体へと移動し、EDU(Energy Distribution Unit)を通じて外部の冷却源へと輸送され放熱されます。冷却された冷却媒体は、一次側環状配管を経て再びCDUに戻り熱交換を行い、サーバー液冷システム全体の冷却機能を実現します。
一次側:
· 冷源(冷却塔、ドライクーラー、シーラーなど)
· EDU(ポンプ駆動機能、定圧補給水機能、水質処理機能、全体総合制御機能など)
· 一次側配管網(配管、バルブ、フィルターなど)
二次側:
· CDU(ポンプ、熱交換器、センサー、制御システムなど)
· 二次側環状配管網(配管、バルブ、液漏れ受け皿など)
· 液冷ラック(ラック、マニホールド、冷板、液冷リアドアなど)
特徴
· 冷却性能が優れており、データセンターのPUE(電力使用効率)を大幅に低減します
· 互換性が高く、サーバーおよびデータセンターの既存の構造を変更する必要がありません
· 適用性が高く、新規に構築するデータセンターだけでなく、既存のデータセンターの改修にも適しています
· 信頼性が高く、設計寿命は10年に達しています
業種別ソリューション